更新年月日|2014年12月8日
接客業にとってお客様は神様のはず。でも、ひたすら丁寧にへりくだるのはNG。人はあまりペコペコされると段々自分に優位性を感じてくるもの。そうなったお客様に店員がどう映るかというと「頼りない」とか「情けない」等々、決してよい捉え方はされなくなります。
人は頼りない人に自分の身体や心を任せようとは思いません。セラピストはお客様にとって「信頼のできる先生」でなくてはならないのです。「お客と店員」という関係ではなく、どちらかというと「患者と先生」という位置関係でしょうか。とはいえ、あまりに強気な態度だと今度は逆に心を閉ざしたり、反抗してくる方もいます。あくまで丁寧に上から目線を目指すのです。うまくパワーバランスを保ちつつ、深い関係を築く。そのために気を付けることは3つ。①確かな技術と知識を身につける②お客様のどこか1点を必ず褒める。③お客様の身体や心を、心から心配する。
お客様からの確かな信頼を得るには、自信を持つことが大事。そのためにしっかりと技術と知識を身につけ、実力に裏打ちされた内面の強さを持ちましょう。また、うわべではない心の思いやりを持つことで、お客様との信頼感はより強まります。そして最後に、潤滑油となるのが「褒める」という行為。洋服や髪型、持ち物、声や性格など、良いと思ったことを、素直に気持ちを言葉にすることで、あなたの心はより伝わりやすくなります。心がしっかりと伝わることで、しっかりとした信頼関係を築くことができるのです。