クーポンの効果 | ホットペッパービューティーへの
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更新年月日｜2017年5月11日

　ホットペッパーでは、お店の情報をたくさん掲載していますが、その中で集客にとても効果的なあるものを設定しています。それは、クーポンです。広告画面のなかに、必須項目として、形式と位置も決めてフォーマット化しています。お店のページは「写真とキャッチコピーとクーポン」で構成されています。それらを目的としてホットペッパーを利用する方も多く、大きな魅力な１つとなっています。

　お店側としては、「広告料を払って掲載しているのに、なぜクーポンで割引をしないといけないの？」と疑問に感じる方もいるでしょう。おそらく、割引している分が損しているのではないか、と考えるのだと思います。確かに、以前は、値引き商売であり、つまらないものであるという概念がありました。売れないから定価を下げる。そうすると利益が下がる。減価・経費を下げ、人件費も下げる。さらに所得が下がり、結果として物は買えないし売れなくなる。このようなデフレスパイラルを想像してしまうかもしれません。しかし、クーポンは単なる値引きではないのです。なぜなら、それらは定価を下げるわけではないからです。定価はそのままで、時間を限って、ユーザー対象を限って、商品を限って設定するものです。設定する上で重要なものは、条件です。いつもはこの価格だけど今回は特別に、というお得感を増幅させることができます。「日頃から値引きしているお店」と思わせてはいけません。お得に感じさせることでより使ってもらえます。

　条件の設定の仕方はさまざまです。たとえば、月～金曜日の昼間の売り上げがあまり上がらないお店の場合は、「平日15時まで限定！人気ネイルアートコースが1000円OFF！」とします。特定のお客様に盛大にサービスをしたい場合は、「お誕生日特典！美容クリームプレゼント！」とします。つまり、そのお店の、お客様がもっと欲しい時間帯や日程、欲しい客層の人に向けたクーポンを作成するのが最も効果的だと考えられます。

　ユーザーは、当然自分に合うお店を探しています。居心地がよいお店、コストパフォーマンスが高いお店、接客が丁寧なお店など。しかし、失敗を恐れて、冒険せずにいつものお店に通ってしまいがちです。理想通りのものが保証されているわけではない知らないお店に、高い料金を支払うのはやはり躊躇してしまいます。でも、クーポンがついていることで、お得ならば行ってみようかな、と冒険することができます。クーポンは見知らぬお客様への招待状となるのです。新規顧客を獲得できる販促ツールとなるため、店長様・オーナー様には是非取り組んでいただきたい内容です。

　今回最大のメリットは、初めて来店するお客様を呼びこめることです。クーポンを提示することによって、気になるお店の中にリストアップしてもらえる可能性が高まります。また、得をしたからもう１つメニューを追加しよう、と思ってもらえる効果も期待できます。

　店長様やオーナー様によっては目当ての新規のお客様ばかり来てしまわないか、と考えるかもしれませんが、少し工夫するだけでリピーターも増やすことができます。せっかくクーポンを出しても、リピーターに繋がらなければもったいないですよね。たとえば、ホットペッパービューティーでは、再来または全員が使えるような設定ができます。何回来てもお得だと、またお店に来てもらえます。

　たくさんクーポンを出すことはお店にとっては厳しいと感じるかもしれません。しかし、最初からクーポンありきの価格設定をしていれば問題はないでしょう。元価格がヘアカット4000円の場合、そのまま設定するより5000円に設定して1000円引きを付ける方が、お客様はお得に感じます。次の来店にも繋がり、リピーターを確保することができます。 　このように、工夫次第で、新規だけでなくリピーターのお客様も増やすことができます。「お得」を感じさせることで、より一層の顧客満足度を得ることができるのです。