更新年月日|2015年6月8日
SNSやブログを導入している店舗が多く、店内の様子などの写真をUPすることが当たり前の時代。同時にお客様側でも手軽にサロン情報をチェックすることができ、その目も肥えてきています。ましてや「インスタ映え」「フォトジェニック」なんていう用語が流通しているご時世。自社ホームページや広告、SNSアカウントを作ったもののどうやって写真を撮ればいいか分からない!なんてお悩み相談もよくきます。そんな中で、目に留まる写真を撮るためにはどうしたら良いのでしょうか。
1・写真の基本とは
スマートフォンでも高画質な写真が撮れる昨今、ピントがずれている写真は流されてしまうだけでなく”適当なお店“と判断されてしまうことも。あえてずらして、ふんわりニュアンスのある写真にすることもあるかもしれませんが、サンプルとして乗せるのは分かりやすさが大切。ピントは必ず合わせるようにしましょう。
スマートフォンの場合、基本的には自動でピント調整が行われますが、ピント調整中に動いてしまうとピント調整がうまく作動しない場合も…。なるべく動いてしまわないように、ピント調整中はわきを締めてできるだけカメラが動かないようにすることがポイントです。
カメラアプリにもよりますが多くの場合ファインダーの画面をタップした際にピントが合う機能が搭載されていますので、撮影前にそっとタップをしてピントを合わせましょう。被写体とカメラの間隔が狭すぎる場合にもピントは合わなくなってしまうので注意です。拡大した写真が撮りたいのに…という場合も、被写体から離れた写真を撮影して、あとで拡大した方が綺麗に映ります。
もしくは最近は100円ショップなどでもスマートフォンに簡単に取り付けられるレンズも売っているので、活用してみるのもいいかもしれません。
いくら良い写真でも、小さい写真では良くわかりません。最低でも一辺が350pixel以上、出来れば500pxel以上の写真をアップするようにしましょう。大・中・小と表示される場合には、大を選択すること。大は小を兼ねる、という考えで撮っていれば間違いはないのでご安心を。写真のサイズが元々小さいものを大きくした場合、少しぼやけてしまうので、最初から大きいサイズで撮ることがポイントです。
サイズの変更もスマートフォンがあれば簡単に行うことができます。写真のサイズを調整できるアプリもありますし、画像を編集でオリジナルのサイズから4:3のサイズにトリミングするだけですべての写真のサイズが揃った綺麗な掲載ページが完成します。
フィルターをかけたり、可愛いスタンプを追加したりした写真はかわいいですよね。しかし、それは個人の写真としてアップするからこそ。お店で使う物に関しては情報を「伝える」ことが大切。明るさやコントラストなどの画質調整まででとどめて、なるべく加工はしないようにしましょう。
ちなみに画像編集の際に「明るさ」と「露出」という文字をよく見かけますが、「露出」は「光の量」のことで「明るさ」は「写真全体の明るさ」を指します。露出を上げると画像は明るくなりますが、だからといって上げすぎると光の量を多くするということなので眩しくなってしまうこともしばしば。明るさは光を考慮せず、画像を全体的に明るくするので白っぽくなります。ちょっとした違いですが、うまく使い分けてみましょう。
スマートフォンでの撮影でも結構ですが逆光にならないよう、被写体が影にならないよう照明があたった状態で撮影するようにしましょう。
2・【業種別】写真撮影のポイント
あらゆる業種でも特に写真が大事と言われている「ネイルサロン」 説明するまでもなく、そのネイルサロンのネイルの「写真」を見てお客さんは行くかどうか決めています。
集客に直結するネイルサロンのネイル写真ですが、ポイントを4つお伝えします。
1つ目は、【ハンドではなくチップの写真を多めに!】
なぜかといいますと、ハンドでは手のシワや指の形に目がいきがちになり、ネイルがキレイに見えないことが多いのです。よっぽど手や指がキレイな人のハンドではないとネイルのデザインも引き立ちにくく、いくら素敵なデザインでも台無しになってしまいます。そのことからハンドよりチップの写真を多めにすることがネイルサロン撮影の1つのポイントです。
2つ目は、【小物にこだわる!】
よくインスタグラムで目にする香水を手に持ったネイルの写真など小物はネイルを引き立たせる重要なアイテムといえるでしょう。季節の生花を撮影の度に用意しているサロンもあります。ひとつ言えることは、あなたが持っているその携帯やパソコンでさえ写真撮影の重要なアイテムになり得るということです。雑貨屋さんや100円ショップなどでも使用できそうな可愛いアイテムが売っているので、立ち寄ってみると良いかもしれません。
3つ目は、【背景にこだわる!】
ネイルのデザインがピンクだった場合、背景は何色を持ってきますか?ネイルのイメージにも寄りますが、同じピンクを持ってくる人は少々ナンセンスと言えます。赤やピンクの補色はグリーンになるので、グリーン系の色を背景に持ってきたりするとお互いの色味を引き立たせます。そんなの考えられない!考えるのが面倒!という方は、何にでも合う背景として、木のテーブルの色を用意すると良いと思います。薄い木の色、濃い木の色、2つあれば充分オシャレでネイルが引き立つ写真ができます。ホームセンターなどで売っている小さめの壁紙や、英字新聞・文房具屋さんのメモ帳など、ネイルの背景として使えるオシャレな台紙をネイルのイメージに合わせていくつか集めてみてはいかがでしょうか?デザインが重視であるネイルが好きなカスタマーからすると「ここはセンスが良い!」とチップだけではなく背景からも感じとっていただけるでしょう。ネイルチップのデザインは、技術のあるプロのネイリストであればどなたでも、様々なデザインを作り出すことができるでしょう。しかし、そのネイルのデザインを魅せるためには1つの作品としカスタマーへ見ていただく必要があります。なので、とても大変な作業でもありますが、1つ1つこだわり抜いた背景で撮影をすることによりカスタマーへ魅せるセンスの良い写真づくりになるでしょう。
4つ目は、【ライトボックスを使う!】
ネイルチップが暗く写ったり、明るすぎて色が飛んでしまう。。。そんな悩みありませんか?そんな時に大活躍なのが「ライトボックス」です。お手軽なものであれば1000円程から販売しています。こちらを使用することにより、余分な光を遮断しチップのトップコートが綺麗に反射し美しいネイルチップをつくりだします。ネイリストでありながら、ネイルの撮影が上手な方をよくインスタグラムにて拝見しますが、光の使い方がとにかく上手です。ぜひ、余分な光を使わずに1つの白い光を使用し艶やかな美しいネイルチップにてセンスの良い写真づくりに挑戦してみてください。また、同じページにいくつかネイルのデザインを投稿する場合、ネイルのデザインの写真は明るさを統一しましょう。違うテイストのデザインでも、明るさを統一することで一体感が出て見やすくなります。
アイラッシュサロンの写真はとても繊細です。撮影のポイントとしては、毛の1本1本をキレイに撮るためにコーミングをしつかりすることと、ピントの合った写真を撮ることです。エクステやアイブロウに関しては施術前後の写真を撮ることも忘れずに行ってください。アイラッシュやアイブロウは施術後の変化が目に見えてあるので、前後写真は効果的と言えるでしょう。
エステサロンの場合は「お客様の理想」を写真に表すことが大事です。痩身サロンや脱毛サロンであれば、思いっきり肌を露出させてコンプレックスなく楽しんでいるモデルを撮ります。施術風景は「これは効きそう!」と想像させるような脂肪を揉みだしアプローチしている写真や、気持ちよさそうな表情が効果的でしょう。かと言って、リラクゼーションサロンのような間接照明に灯されたリラックス効果を押し出した写真ではなく、明るく清潔感のある店内を全面にアプローチした写真の方がエステサロンの店内写真としては効果的です。
④リラクゼーションサロン
リラクゼーションサロンの撮影で気を付けたいポイントは、照明の調整です。さて、質問です!リラクゼーションサロンの写真で行きたくなるのはどちらの写真でしょう?
1⃣白く明るい病院のようなベッドルーム写真
2⃣間接照明が照らされた落ち着いた空間
完全に・・・
2⃣の「間接照明が照らされた落ち着いた空間」ですよね!
実は店内の光の色も3種類あります「昼光色・昼白色・電球色」です。昼光色は青味がかったスッキリとした色。昼白色は白に近く、昼光色と電球色の間です。電球色は暖色系のオレンジがかった温かみのある光です。リラクゼーションサロンでは、この暖色系のオレンジがかった温かみのある電球色が好まれます。
アロマディフューザーやお花を置くなど、自分自身がリラックスできる空間を想像して写真を撮ると良い写真が撮れますよ!また、撮影中はタオルのシワなどには気を付けてください。
3・人気サロンに学ぶ写真選びのポイント
人気サロンに撮影や写真の選び方で気をつけていることを伺いました。
①Twitterやインスタグラムで「いいね!」が多い写真を自社ホームページやホットペッパービューティーの目立つ場所に載せる
言わずと知れたSNSですが、人気サロンのオーナーは「いいね!」の数で人気なデザインや需要を知り、自社ホームページやホットペッパービューティー等の広告媒体の写真選びに活かしているようです。SNSを集客のためにとことん使いつくしているのが人気サロンの秘訣なのかもしれませんね!
②モデル選びは「来てほしいカスタマー」の年齢や性別や雰囲気を重視
撮影当日に来てもらうモデルさん。適当に予定の合った友達をモデルにしていませんか?しかもその適当に来てもらったモデルさんが、そのサロンに来てほしいカスタマーの年代や雰囲気と合ってないなんて、、せっかく撮影するのに、こんなにもったいないことはありません!来てほしいお客様を想像し、モデル選びをすることが大切です。知り合いにモデルに最適な人がいなくても、今はモデル事務所もたくさんあります。SNSでフリーランスでモデルをしている人もいるので、SNSを見て声をかけてみるのも良いかもしれません。しっかりとモデル選びも慎重に行いましょう!
③清潔感のある店内写真はマストアイテム
あなたが行きたいと思ったサロンの店内写真がなかったら、どう思いますか?ちょっと不安ではないですか?清潔感の重要性が特に高い今、「清潔感のないサロンだったらどうしよう」と思いませんか?どんな広告媒体でも必ず店内写真は入れましょう!また、ホットペッパービューティーでは、サロントップの写真の1枚目は店内写真を入れるというルールがあります。サロントップの1枚目の写真とは、店舗一覧で見たときに一覧で最初に表示される写真でもあります。ですので、1番重要な写真と言ってしまっても過言ではないのです。店内写真は広く奥行きを持たせ、明るく写るように撮りましょう!また、できるだけ余計な物が写りこまないように気を付けましょう。店内写真は特に写真の技術が出るので、プロに撮ってもらうことがオススメです。
見る人のことを考えた写真づくりが集客アップの鍵です!デザインの良さを引き立たせるセンスの良いネイルの撮り方を心がけ他店には負けない美しい写真作りへチャレンジしてみましょう。
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