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週刊!繁盛店づくり

ホットペッパービューティーから学ぶ流行るサロンの特徴

更新年月日|2017年11月16日

Beauty salon beautiful created

今日、非常に多くの数の美容サロンが次々とオープンないしは閉店しています。とても競争の激しい業界であり、入れ替わりも激しくなっています。そんな中、数々のサロンを観察すると、やはり流行るサロンとそうでないサロンに分かれてしまっています。今回はホットペッパービューティーの掲載店から、流行るサロンの特徴を考察していきます。一体他のサロンとは何が違うのでしょうか。

まず、流行るサロンの特徴として挙げられるのは、「売りもの」が明確にあり、「お客さまが買いたいと考えているものがしっかり売られている」ということです。端的に言うと、流行らないサロンにはお客さまが買いたいものが売られていないのです。言葉にすると当たり前のように感じますが、実際にはなかなか難しいことです。売りものはメニューだけではありません。技術や接客など、全てが商品になります。

そのお客さまが求めているものは一体どんなものなのでしょうか。お客さまに共通しているのは「痩せたい」「ネイルがしたい」「小顔になりたい」といった思いですが、ここでのポイントは別の部分にあります。それは、付加価値です。例えば、「そのお客さまの雰囲気に合う特別なネイルデザインを提供する」「お客さまのお肌の調子に合わせてクリームを変える」などお客さまひとりひとりに合わせた施術を行うこと。そのようなお客さまのご要望に何でも応えられる対応力があること。そして、あいさつや言葉遣いの丁寧さや、会話の内容、身だしなみなどをきちんと徹底すること。やはり丁寧に接していただくのとそうでないのとでは、技術力が同じだとしても印象が大きく変わりますよね。これらの付加価値はサロンにとっても、他店との差別化においても、とても重要なことなのです。どんなに技術力が高かったとしても、接客が雑だったら居心地も悪く、また来店しようと思う方はあまり多くはないでしょう。

では、この付加価値を提供するためには何が必要でしょうか。これらに共通している大事なことは、お客さまへのヒアリングをしっかりと行うことです。ヒアリングとは、お客さまにお困り・お悩みのことや要望を細かく聞くことです。お客さまの問題を解決するためにはまず原因を把握することが大事であり、そのためにはヒアリングが不可欠なのです。お客さまの考えていることはひとりひとり違うので、全員にヒアリングしていく必要があります。

例で挙げた「そのお客さまの雰囲気に合う特別なネイルデザインを提供する」ということに関しても、ちゃんと思いを聞き出さなければ、最適なご提案はできません。どんな服に合わせたいのか、暖色系か寒色系か、トレンドを取り入れたいか、など質問項目はたくさんあります。「お客さまのお肌の調子に合わせてクリームを変える」ことについても同じことが言えます。「肌が荒れやすい」だけでなく、毛穴の状態やどんな肌質なのかを聞かないことには改善はできません。会話についても、お客さまのペースに合わせてあげることが大切であり、たくさん話しかければよいというものではありません。

しかし、価格は安い方が集客しやすいのでは、というイメージを抱いている方は多いと思います。実は、必ずしもそうとは限りません。価格が高くても、上記で述べた付加価値さえしっかりしていれば、多くのお客さまが常連になってくれます。「安く良いものを」というのは消費の原則ではありますが、高くてもさらに良いものだったら売れます。

また、低価格を重視しているお客さまは固定のサロンではなく、さまざまなサロンに足を運びます。よほどのことがない限り、転々とする方が多いでしょう。しかし、価格よりも技術力、提案力、接客力を重視しているお客さまは一度来店して気に入ればリピーターにつながりやすいです。メニュー以外の付加価値も磨いて、リピーターを増やしていきましょう!

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