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更新年月日｜2014年6月9日

今後、美容室のようにますますわたしたちの生活にとって身近な存在となっていくであろう、ネイルサロン。と、なると予想されるのがお客様の取り合い、ということになりますよね。
そこで、これからネイルサロンを経営する予定の方も、すでにネイルサロンを抱えていらっしゃる方も、なにかしら視点を変えてネイルサロンを経営することを意識しますよね。つまり自分のネイルサロンにとって、「ウリ」とはなんなのか・・・。ホットペッパービューティーを掲載する上でも大切なことですので、この機会にいま一度見つめなおしてみるきっかけになれば嬉しいです。

たとえば、ネイルが大流行したころの主流であった「ネイルアート」。いまでももちろん人気のネイルカテゴリではありますが、ネイルアートだけの需要を追いかけるのではなく、安定的な需要もネイルサロンにとっては、とても重要な部分であると思います。
なかでもいま注目度が高いのが「ネイルケア」です。いや、もっといえばネイルだけにとどまらず、指先全体または手足を含む美や健康にまでサービスの領域を拡大することが、とても重要であります。

第一段階として、ケアメニューを充実させることや、取り扱っているサロンであることをホットペッパービューティー掲載時に「ウリ」にし、お客様に「ケアメニュー豊富なサロンである」ということを認識していただきましょう。そうすることで、お客様にとって“ただのネイルサロン”ではなく、爪や手元をキレイに保つために普段使いの、しかも頻度高く“通わなくてはいけないサロン”になれるのではないでしょうか。
またネイル料金＋ケアメニューのオプション料金として、お客様１人あたりの単価アップも見込めるはずです。

ただ、ここで気を付けていただきたいことは、時間で考えたときの売り上げ料金です。
たとえば、ネイル９０分で￥６０００の定額メニューがご予約されたとします。本来であれば３０分あたり、￥２０００の売り上げがあることはすぐにわかりますよね。ですので、ケアメニューをオプション料金としてお客様から頂戴するのであれば、３０分￥２０００以上でなければなりません。３０分￥２０００以下のケアメニューですと、お店にとってはマイナスの売り上げになりますので、メニューの設定をする際には気を付けていただきたい点です。ホットペッパービューティーの予約時間軸も３０分毎なので、その点も合わせて注意していただければと思います。

またアートのような美しく芸術性の高いネイルサービスに加え、日常生活にもフィットしやすい手元を演出するためのケアやポリッシュがサロンのメニューとして存在することで、爪になんらかのトラブルやコンプレックスを抱えている層のお客様にとってはありがたいサービスとなっています。

いま多くのネイルサロンで取り入れられている「パラジェル」なんかは、爪のケアに特化したジェルネイルであるとして、かなり需要が高く大人気のジェルネイルとなっています。店名に「パラジェル」と入っているだけで、ホットペッパービューティー掲載ページへのアクセス数が大きく変化した、というサロンさんのお話を最近よく聞くようになりました。

またホットペッパービューティーで徐々に人気が出てきているのが、「フィルイン」という施術です。ジェルを施したネイルのオフにアセトンを使用せず、またジェルを一層残して、その上から新しいジェルでネイルするため、爪のダメージを最小限に回避できるそうです。やはりアセトンを使用せずにデザインチェンジができる点で、ジェルネイルはしたいけど、「ニオイが苦手で・・・」「爪がアセトンで白くなるのがちょっと・・・」というお客さまもターゲットとして取り込めるのがいいですよね！

また日本ではまだまだ少数派ですが、いずれは男性のネイル利用も充分に考えられます。実際、海外ではネイルは男性にとっても身だしなみのひとつに数え上げられているぐらいです。そうなると装飾や楽しみだけではなく、基礎的な美しさや爪先の健康を追求することが今以上に注目されると考えられます。いまこそ、ネイリストのみなさんは「爪のスペシャリスト」として技術の向上に磨きをかけるべきではないでしょうか。