更新年月日|2023年4月28日
ホットペッパービューティーに店舗情報を掲載している方の中には、解約を検討されている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
想定よりも予約数が増えない、掲載料金の負担が大きい、自社で集客できる仕組みを作りたいといった考えを持っているオーナーの方も多いでしょう。
結論から申し上げると、原則契約期間の途中で解約をすることはできません。
この記事では、途中解約を検討されている方向けに、解約できない理由や違約金について、解約前に注意しなければいけないことについて解説します。
CIN GROUPでは、これまで2,000店舗以上の美容サロンの集客、経営サポートを行ってきた実績がありますので、ぜひ参考にしてください。
ホットペッパービューティーは掲載途中で解約可能?
冒頭でも記載しているように、基本的に契約期間中の解除は行えません。
ホットペッパービューティーは、半年契約か年間契約での契約になりますが、自分の店舗の状況に合わせた適切なプラン選びが重要となります。
また、契約期間中の解約は認められないのですが、閉店などのやむを得ない得ない状態ならば認められる可能性があります。そのような状況の場合は、担当者の方に相談した上で解約を検討しましょう。
なお、契約期間中のプランの変更は、料金が下がるプランのダウングレードは認められず、上位プランのアップグレードのみが認められます。
参考:Hot Pepper Beauty ヘア、Hot Pepper Beauty キレイ 利用約款掲載をやめる場合の解約金はいくら?
閉店での解約の場合、契約期間の途中であっても違約金は発生しない場合がほとんどです。
しかし、店舗が存在している上で解約をする場合、違約金が発生してしまいます。違約金の額についてですが、残りの掲載期間や契約プランによって異なります。
標準価格との差額金の精算というイメージですが、計算方法が複雑なため、リクルートに申請をしてから違約金が決定するというイメージです。
解約を検討している方は担当者の方に相談の上、手続きを行いましょう。
掲載を辞める人の理由
【理由1】 閉店や事業撤退
解約で最も多い理由の1つが閉店や事業撤退です。美容業界は1年以内の廃業率が6割、3年以内が9割と、他の業界に比べると閉店リスクが高くなっています。
大きな理由としては、開業に国家資格が必要ないため参入障壁が低く競合店舗が多い、個人の女性オーナーが多く結婚や出産などのライフイベントを機に辞めるといった内容が多いです。
閉店する場合、ホットペッパービューティーに掲載し続ける理由がなくなるため、解約することになります。
【理由2】想定よりも集客ができなかった(効果不良)
2つ目の解約理由が思っていたよりも集客できなかったという理由です。先にも述べているように美容業界は非常に競合が多く、エリアによっては集客が難しいことが挙げられます。
しかし、ホットペッパービューティーは美容業界の中でも集客力が最も大きいと言われており、他媒体に切り替えてもうまく集客できる保証はありません。
まずは担当者に相談し、効果を出すための提案をもらいましょう。もし、担当者の提案が上手く行かない場合は、担当者変更も可能です。
エリアによって人気のメニューも異なるため、柔軟な提案ができる担当者を探すこともポイントです。これから契約を検討していたり、新しい店舗を開業する場合は経験豊富な担当者であるかどうかも打ち合わせ時に確認しておきましょう。
また、ホットペッパービューティーは、リクルートの他にも代理店での契約が可能です。代理店の場合はエリアに特化した集客ノウハウを持っていたり、集客面はもちろん、開業サポートなども強みを持っています。
弊社でも、SNS集客やMEO/SEO対策などの集客面、人気の店販商品を取り扱う卸サイトの運営、開業時のローン申請や物件探しなども手厚くサポートいたします。
集客や経営面でお悩みの方は、お気軽に弊社までご相談ください。
【理由3】掲載料金の負担が大きい
3つ目に多い理由は、掲載料金が高いという不満から解約を検討されている場合です。
宣伝広告費の適正費用は、売上の10〜20%と言われているため、それ以上の掲載費用を支払っている場合は高いと感じてしまうかもしれません。
中には、ホットペッパービューティーに掲載するだけで、運営にかかる経費の全額をまかなえると考えている方も多いです。
しかし、実際には掲載するだけでなく、フォトギャラリーやブログの対策、人気クーポンの打ち出し方法など細かな対策が必要となります。
また、継続した掲載によって積み重なるリピート顧客の存在も売上を伸ばすためには重要です。
【理由4】自社で集客できる仕組みが整った
中には自社の予約システムの導入や、集客システムが構築できたことを理由に解約を検討する方もいらっしゃいます。
こうした場合、法人の大手のサロンや、SNSマーケティングが上手な個人事業主の方などです。
実際のところ、自社で集客の仕組みを立てることは難しく、何かしらの集客媒体を活用しています。
SNSやホームページでの集客対策もホットペッパービューティーとの親和性が高く、何倍もの予約数を生み出すことが可能です。
ホットペッパービューティーなどの美容集客媒体と併用しながら、自社の集客ノウハウを蓄積してことで宣伝広告費の削減を目指しましょう。
【掲載についてくわしく知りたい方はこちら】
掲載を辞める時の注意点
集客数が減ってしまう可能性がある
まず、大きな問題は集客数が大幅に減少してしまう可能性があることです。これは、新規集客数だけでなく、ホットペッパービューティー経由で予約している既存顧客も含まれます。
新規集客数においてはサロンボードで、どのくらい減ってしまうか見通しを立てることは可能です。しかし、既存顧客については不明確になってしまうことが大きな問題です。
カスタマーは2%のポイント還元が得られたり、24時間のネット予約が可能な利便性を重視して、リピートをしている方もいらっしゃいます。
そのような場合、ホットペッパービューティーよりも優れた予約システムを用意してから契約しなければ、予約数が激減してしまうのです。
そのため、解約前にはホットペッパービューティー以外の集客数、自社での囲い込み戦略が構築されていなければ影響は大きくなってしまうでしょう。
業務効率が悪化する可能性がある
ホットペッパービューティーに掲載すると、顧客管理システムの『サロンボード』を無料で利用することができます。
サロンボードは予約や顧客管理だけでなく、来店サイクルのデータ分析など高性能なシステムですので、経営戦略を立てる際に重要な役割をもっています。
そうした機能が利用できなくなると、顧客対応のための時間や手間が増えてしまい、業務効率の悪化にも繋がってしまうのです。
特に、顧客数が多い店舗型のサロンなどは、サロンボードを使わなくても管理できる環境が構築できているのかを確認しておきましょう。
集客のシステムを自社で行う必要がある
ホットペッパービューティーは、カスタマーの興味→関心→予約→体験という集客に必要な一連の流れを実現できることが強みとして挙げられます。
この一連の流れを自社のみで対策するとなると、かなりの時間と手間、追加のコストが発生してしまう可能性が高いです。
特に、解約後からの準備となると失客のリスクも高まりますし、システムエラーなどで運営が滞ってしまうかもしれません。
自社での集客、予約システムの導入を検討している場合、掲載前から実験的に導入し安定して運用できる状態にしておくことが大切です。
まとめ
この記事では、ホットペッパービューティーの解約は契約期間中は不可能であること、解約する際の料金などについて解説しました。
解約してからの集客対策、予約システムで十分に集客できる場合は、前向きに解約しても良い段階でしょう。
しかし実際には、契約した後に全く集客できなくなってしまい、閉店のリスクを高めてしまうことも珍しくありません。
解約するべき状況なのか、問題があるのならば他に対策手段はないのかなどをもう一度考えることが大切です。
閉店や事業撤退などのやむを得ない状態の場合は、担当の方に相談した上で解約の手続きを進めましょう。
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